アメリカでキャンピングカーを借りて、グランドサークルとイエローストーンを旅行しました。
実際にキャンピングカーで旅行をするまではわからない事、不安な事だらけでドキドキでした。
でも、さすがアメリカ!キャンプ大国です。
キャンピングカーの内装は高級感があって素敵です。使い方も難しくありません。RVパークも設備が整っていて便利です。
とっても楽しかったです。
その時にわかったキャンピングカーの事を紹介したいと思います。
アメリカではキャンピングカーはRVと呼ばれています。
でもここではキャンピングカーと書いてしまいます。
レンタルキャンピングカー(レンタルRV)での旅行を考えている方の参考になればうれしいです。
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レンタルキャンピングカー
私たちは2021年夏に、El monte RVで C25 というキャンピングカーを借りました。全長25feet(約7m60cm)です。
次の年、クルーズアメリカで25feetのキャンピングカーを借りました。
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その時かりたキャンピングカーの大きさや長さといった車の仕様、キッチンやトイレといった車内の設備、電気・水・ガスといったライフラインを紹介したいと思います。
車の仕様
私たちがレンタルしたC25は、Thor Motor Coachという有名なキャンピングカーメーカーのFour Winds 2021年モデルです。ご参考:ソアモーターコーチのホームページ Four Winds Class C Motorhome
ベース車両はフォードの商用車として使用されているEシリーズE350です。エンジンは10V 6500cc、ガソリンタンクは55ガロン(約210㍑)です。
この時は燃費を調べてなかったのでわかりませんが、2022年の夏に借りたクルーズアメリカでは3.9km/㍑でした。
カーナビはついていません。ナビはスマホを使用。
バックモニタはついていました。
もしかしたら、そのモニタにスマホのナビを表示させることは出来たかもしれません。
GoProで撮影をしようと準備をしていきましたが、あまりにガタガタするので途中でやめてしまいました。笑
キャンピングカーはトラックの上に家を乗せている感じです。車としてはトラックです。
乗用車とは運転した感じが違います。(実際には運転してないので・・旦那が言ってました)
乗り心地もそんなによくありません。運転中はガタガタ揺れるし、音もけっこううるさいです。
運転席ゾーンと家ゾーンはつながっているので、行き来は簡単です。
でも、移動中はシートベルトをして座席に座っている必要があります。座席にはシートベルトが用意されています。
ちゃんとずっと座っていたかって??もちろんです。笑
車内の設備
キッチン、バス、トイレ、ベット、テーブル、クローゼット、テレビがついていて、空調完備です。
上品なキッチン付きホテルの一室といった感じです。
乗ってみるまでは、動く宿泊施設ぐらいにしか考えいませんでしたが、ちょっと思い違いをしていたようです。
キャンピングカーは、休暇を素敵に快適に過ごすためのものなのです。
内装はラグジュアリー感があります。必要な設備はしっかり揃っています。
内装はホームページで確認することができます。El Monte RV Class C Medium
キッチン
キッチンは3口ガスコンロ、ガスオーブンも付いていました。もちろん電子レンジも。冷蔵庫はとても大きく、冷凍庫もあります。
調理スペースもちゃんとあって、シンクも鍋を洗う事が出来るぐらいの大きさです。
キッチン周りに戸棚がたくさんあります。調理器具や食品やお皿などを入れておく事が出来ます。
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お風呂とトイレと洗面台
独立した洗面台があり、鏡もついています。
トイレは水洗です。
足元のレバーを踏むと、トレイ底の蓋がパカッと開いて、水が流れてきて、きれいにしてくれます。消臭効果のある薬品を使っているのだと思います。それ程くさくはありません。 RV Sewer Chemicals なる商品がたくさん売られています。
シャワールームはもちろんお湯が出ます。そんなにジャージャー出ませんが特に問題はありません。
さすがに広々シャワルーム、個室トイレとまではいきませんが、この大きさのキャンピングカーならこれで十分だろうという大きさです。
リビング環境
4人がけのテーブルと座る所があります。変形させるとベットになります。
他に助手席の後ろに一人がけの椅子があります。クッションもよくて座りやすかったです。
クーラーは天井についています。手でスイッチをカチカチ回して調整します。
風量に強弱がありますが、弱でもけっこうな勢いで風が出てきます。
音はまあまあうるさいです。車のクーラーを強にしている時のような音がします。
旅先が標高の高い所だったので、夏でも夜はそれ程クーラーを必要としなかったのであまり気になりませんでした。
外部入力が出来るテレビが運転席上のスペースについています。テレビを見るような時間がなかったので、よくわかりません。すみません。
収納
クローゼットがあります。ジャケットなど掛けておけるおけるぐらい高さがあります。
ハンガーは備え付けられてはいませんでした。
あらゆる所に扉つきの棚や引き出しがあります。
スーツケース4箱分の荷物は、余裕で収納出来ました。
キャンピングカーでの移動中は、とてもゆれます。ブレーキを踏むと、色々なものが前に滑ってきます。発進時は後ろに滑っていきます。
移動中、物はどこかにしまっておかないといけません。
車の外側から出し入れする収納スペースもあります。ここに空いたスーツケースをしまっておくことが出来ます。4つのスーツケースが余裕で収まります。
ライフライン
キャンピングカーでは、電気・水・ガスが使えます。もちろん排水設備もあります。
キャンピングカーの場合、RVパークやRVサイトと呼ばれ場所に宿泊します。
こういった場所では、電気と水の供給設備があり、排水処理が出来ます。
電気ケーブル・水のホース・排水ホースをサイトにある設備につなげると家にいるような感じでキャンピングカーの中のものが使えます。(アメリカでは、設備につなげる事を Full hookupと表現することが多いです)
移動中など、RVサイトにつなげていない状態でも、電気・水・ガスが使え、排水も出来るようになっています。
使うためにひと手間必要だったりしますが、特に大変な事はないのでストレスなく使えます。
キャンピングカー入り口横にライフライン操作パネルがあり今の状態を見ることが出来ます。
具体的にどんな風につないだり、どんな事をすると電気・水・ガス・排水が出来るのか紹介します。
電気
レンタルキャンピングカーから、太い電源ケーブルが出ています。それを自分が宿泊するサイトに用意されている電源パネルに差し込み、ブレーカーをONにします。
すると、キャンピングカーの中の電化製品が普通に使えるようになります。
キャンピングカーの中には、家庭にある2口コンセントの差込口もいくつもあり、普通に使えます。
スマホの充電や、ドライヤー、湯沸かしポット等なんでも使えます。
移動中など、電源ケーブルから電気を取ってこれない場合は、キャンピングカーに積んである発電機を使います。
これはガソリンで動きます。キャンピングカーの中に発電機の起動ボタンがあるので、それを押し、発電機を動かすと、キャンピングカー内の電化製品が使えます。
この発電機の電気を使う電化製品は、クーラー、電子レンジ、家庭にある2口コンセントです。
発電機はレンタルキャンピングカーには標準装備です。しかし、使用には料金がかかる場合があります。
1時間4ドル?とか、無制限で○○ドルという感じに設定されています。
その他の車内の電化製品は(社内灯、水を汲み上げるポンプなど)は車載の12Vバッテリーの電気を使っているので、発電機を使わなくても、RVサイトの電源とつながなくても使うことができます。
ちなみに、移動中冷蔵庫はどうなっているかというと、電気ではなくガスで動いていました。
水
キャンピングカーにフレッシュウォーターのつなぎ口があり、そのつなぎ口とサイトの水栓とをホースでつなぎます。(ホースはレンタルキャンピングカーには付属しています)
そうすると、キャンピングカーの中で普通に水が使えるようになります。
移動中など、ホースでつないでいない時は、キャンピングカーの水用タンクに溜めた水を使います。
溜まっている水を使うのでポンプを稼働させないといけませんが、稼働スイッチが車内にあって、それをポチッと押すだけです。そのポンプは12Vバッテリーの電気を使っています。
RVサイトを離れる前に、水タンクを満タンにして置けば移動途中で足りなくなる事はありませんでした。満タン150㍑ぐらいです。
水タンクは、RVサイトの水栓とのつなぎ口とは別にそそぎ口があります。そこは鍵で開けるようになっています。停車中にこっそり危険なものを入れられたら大変だからだと思います。
ガス
ガスははじめからキャンピングカーにのっています。
50㍑程です。
これがどれぐらいの量なのかイメージがわかないのですが、旅行中にガスが足りなくなったという事はありませんでした。ネットでみた記事には1週間シャワーに温水ヒーターを使って、1ガロン(3.7㍑)弱のように書いてありました。
ガスは、キッチンのガスコンロ、お湯を沸かすための温水ヒーター、暖房として使う温風ヒーター、RVサイトにつないでいない時の冷蔵庫に使われています。
お湯を沸かすための温水ヒーターは車内にスイッチがあります。それを押して30分程度するとお湯が温水タンク(6ガロン、22㍑程)にたまります。
その後は、お湯を沸かしながら使っていく感じになるので、使ってる途中でお湯がでなくなるという事はありませんでした。ただ、そんなにジャンジャンお湯は出ません。
私は夏場の旅行のため暖房を使う事はなかったです。
寝る時にガスヒーターを使う場合は警報機の作動を確認するとかガス漏れに対してしっかり意識しておく必要がありそうです。キャンピングカーにはガス警報器がついています。煙警報機もついています。
排水
キャンピングカーには排水口がついていて、そこに排水用ホースをつなぎ、ホースの先をRVサイトの下水口に差し込みます。(ホースはレンタルキャンピングカーに付属しています。)
その後、キャンピングカーの排水口横にあるスライド弁を開けると、排水処理が出来るようになります。
レンタルキャンピングカーには、排水タンクが2つあります。
トイレの汚水をためるブラックタンク約90㍑と、それ以外の下水をためるグレータンク140㍑です。
それぞれのタンクから排水パイプが出ていて、一つの排水口につながっています。
RVサイトの下水口に排水ホースをつなげている時は、そのまま気にせず水を使用することが出来ます。
排水ホースを下水口につないでいない時は、シャワーの水はグレータンクに貯まります。シャワーは1分間で12㍑ぐらいの水を使うそうなので、10分ぐらい使うとタンクはいっぱいになってしまいます。
タンクがいっぱいになるとシャワールームに水が溜まってきたりしてしまいます。
排水ホースをつなげていない時は、キャンピングカー内で使う水の量に注意が必要です。
それぞれのRVサイトに下水口がない場合があります。そういう時は、近くの共用の下水処理場(アメリカではRV Dump Stationと呼ばれています) で排水処理をする事が出来ます。
細い棒みたいなのが目印です。その下に下水溝の蓋が見えます。
細い棒はホースを吊り上げています。ここから出る水で排水口周りを洗ったり出来ます。ホースが下をはっているととても汚いのでこんな形なのだと思います。この辺りは、汚水でとっても汚れているということです。
以上、キャンピングカーってこんな感じでした。
キャンピングカーで泊まるRVパークには、水、電気、排水の設備がついていますが、それ以外にシャワーやランドリーがあったりします。
各サイトにはテーブルがあったりなかったり、焚き火が出来たり出来なかったり、夜は発電機を使ってはダメだったり色々な発見がありました。
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こちらも是非読んでもらえるとうれしいです。
あとがき
RVパークに泊まると、本当に様々なキャンピングカーをみかけます。
大型バスみたいなのもたくさんあります。窓からこっそりのぞいた車内は、高級ホテルのようでした。上品なライトが素敵に配置されていました。
キャンピングカーの側面の棚の中にテレビが設置されているキャンピングカーも見ました。外で食事をしながら家族でテレビを楽しんでいました。
本当に色々なキャンピングカーがあって、色々なキャンプをしていました。
キャンプって自由に楽しむものなんだなぁ〜。とつくづく思いました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。